■日刊デジタルクリエイターズから、2冊の書籍が刊行されました。
美しく、読んで楽しい本が出来上がりました。
各位
2005年10月17日
【書籍刊行のご案内】
デジタルクリエイターズ(大阪市北区)は10月17日、十河進著「映画がなければ生きていけない」、永吉克之著「怒りのブドウ球菌」の二冊の書籍を刊行、Webサイトにて販売受付を開始します。
・デジタルクリエイターズWebサイト
<http://www.dgcr.com/>
・書籍イメージ
<http://www.dgcr.com/books/sogo.jpg>
<http://www.dgcr.com/books/naga.jpg>
・サンプルPDFファイル:
<http://www.dgcr.com/books/ sogo.pdf>
<http://www.dgcr.com/books/nagayoshi.pdf>
【書籍の概要】
本書籍は7年以上、日刊で発行を続けているクリエイター向けメールマガジン「日刊デジタルクリエイターズ」(発行部数・約18,000部)の連載エッセイを書籍化したものです。
【デジタルクリエイターズより・本書の企画背景につきまして】
インターネットのWebサイトやブログから生まれた本というスタイルは、いまや珍しいものではありませんが、本書も同様に、メールマガジンから生まれました。
メールマガジン「日刊デジタルクリエイターズ」は1998年4月に創刊し、現在1844号(10月17日)を数え、いままで掲載したコンテンツは膨大なものになっています。その中から今回は、260回の連載を続けている十河進さんのエッセイ「映画と夜と音楽と…」と、同じく162回の永吉克之さんのエッセイ「笑わない魚」の原稿の中から、評価の高かったエッセイをより抜き、編集した自信作です。
また、Webサイトやブログから生まれたと銘打つ本というのは、横組み・スカスカのイージーなデザインが多いのですが、わたしたちの制作した本は、こだわりの日本語縦組みで、美しい文芸書を目指しました。
母体となった「日刊デジタルクリエイターズ」は、デジタルクリエーション、IT関係の仕事をする人を中心に、約18,000人に毎日(月〜金)配信しています。コンテンツはエッセイ(コラム)が中心で、内容はITビジネス、Web構築、デザイン、イラストレーション、写真、多様なテーマをチャット対談、カ ラーマネージメント、デジタルサウンド、子育てコラム、短編小説、などバラエティ満開で、「デジタルクリエイターズ」というタイトルに収まらない幅広い内容となっています。
その中でも、毎週金曜日の十河進連載「映画と夜と音楽と…」と木曜日の永吉克之連載「笑わない魚」は「デジタルクリエイターズ」のとくに人気のあるエッセイです。その二人の大量のテキストの中から、記事を厳選し徹底的に手を加えました。
結果、本書はよくある「インターネット企画本」とは、一線を画する仕上がりとなりました。目次を含むサンプルPDFをごらん下さい。見て美しく、読んで楽しい、充実した本が出来上がりました。
【各書籍の詳細な内容】
タイトル:「映画がなければ生きていけない」
体裁:A5変型(143×188ミリ)本文328ページ モノクロ
価格:2,000円(送料込み・Web直販価格)
内容:映画と人生についてのエッセイ
サンプルPDFファイル:<http://www.dgcr.com/books/sogo.pdf>
著者:十河進 1951年、香川県高松市に生まれる。1975年、中央大学文学部フランス文学専攻を卒業し、出版社に入社。以来、8ミリ専門誌、カメラ専門誌、ビデオ専門誌、広告写真専門誌、デジタルデザイン誌などの編集部を経て、2003年より総務経理部に異動。2005年2月、勤続30年の表彰を受ける。
背景:筆者は会社員。映画や文芸に造詣が深く、映画については商業誌にも寄稿、創作文芸は文学賞の予選通過が数回ある。「日刊デジタルクリエイターズ」の創刊当時からおもに映画と人生に関するエッセイを休まず毎週書き続け、2005年10月14日発行の第1843号で266回目となる。
本書の詳細:筆者は団塊の世代。貧しさも豊かさも経験した、ごく普通の人生を送っている会社員。彼の人生の背景には常に映画(と本と音楽と)があった。貧しいときも、豊かなときも、悲しいときも、嬉しいときも、投げ出したいときも、あらゆるシーンで映画(と本と音楽と)があった。好きな映画の評論に、個人的な出来事や思い出などをからめて人間としての生き方をつづる語り口は、ときにはウェットでセンチメンタルに流れるが、多くの人の共感と感動を呼ぶ。同年代の人は身につまされる内容もあり、取り上げられた映画を知る人にはとくにのめり込んで読むことができるが、その映画を知らない人にも充分読み応えがあるのが本書の特長。団塊の世代にはとくにおすすめだが、もちろん若い人にも読んでもらいたい。若さゆえの青春のほろ苦さは男だったら誰でも理解できる。もちろん、女性が読んでも泣ける。40編+1編のボリュームで、どこから読んでもいいのです。
タイトル:怒りのブドウ球菌
体裁:A5変型(148×188ミリ)本文288ページ モノクロ
価格:2,000円(送料込み・Web直販価格)
内容:アーティストのヘンなエッセイ爆笑も度々。
サンプルPDFファイル:<http://www.dgcr.com/books/nagayoshi.pdf>
著者:永吉克之(1956年、福岡県生まれ。京都精華短大美術科卒業。ABC美術コンクール優秀賞、CLSビジュアルアートコンペCLS賞、SKIPクリエイティブヒューマン大賞優秀賞、日本デジタルアートコンテスト審査員特別賞ほか。現職は大阪のコンピュータ専門学校講師。
・永吉克之Webサイト
<http://www2u.biglobe.ne.jp/%7Ework>
背景:筆者はアーティスト、専門学校講師。「日刊デジタルクリエイターズ」でエッセイを連載し始めてから、文章分野での才能が異様に爆発。おかしな味覚のエッセイを休まず毎週書き続け、2005年10月13日発行の第1842号で173回目となる。熱狂的な読者によるファンクラブもある。
エッセイの内容:筆者は50歳に近い独身の貧乏アーティスト、専門学校講師。デジタルアートの作品展で、彼の作品自体の妙なところに加えてその解説がやたらおもしろかったため、「日刊デジタルクリエイターズ」編集長から芸術についておもしろおかしいエッセイを書いてみないかと誘われる。連載当初の数回は比較的まともだったが、徐々に独特の確信犯的思いこみエッセイに変身、その妙なおもしろさが爆発的な人気を呼び、本人も文筆の才能を開花(?)ますます不条理な世界を突っ走っている。不自然なまでに誇張された表現、真実だかフィクションだか判別しがたい話、あたかも人生の本質であるかのように装っているが実は空疎な話、一行で済む話を何十行にまで水増しして書く根性、針小棒大。内容は、芸術、人生、社会、言語などと分類できないこともないが、そもそもあまり意味のない内容なので、全部ごちゃまぜにして55編を掲載。それぞれタイトル下に、不条理イラストを添付。また個展などで発表した作品も20点ほど収録、そのタイトルと解説もじつに独特な世界。
【販売方式について】
2005年10月21日より、通常販売を開始いたします。
本書はデジタルクリエイターズWebサイト、もしくはデジタルクリエイターズ主催イベントの会場にて直接販売されます。現在は、一般の書店では入手できません。また業務販売につきましてはお問い合わせ下さい。
【本件に関するお問い合わせ】
両著者へのインタビューも含め、デジタルクリエイターズ<mailto:info@dgcr.com>
までご連絡をお願いいたします。
Digital Creators デジタルクリエイターズ
〒335-0015 埼玉県戸田市川岸1-4-20-108
tel.&fax.050-7100-5254
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