「Artdex Design Contest 2001」についての公開質問状

※この公開状の続きはこちらです。

プロックスジャパン株式会社
東山美樹様

「Artdex Design Contest 2001」について

2001年11月13日(火)14時15分以前には、貴社サイトに「当局の権利」として、応募者にとって見逃せない、以下のような記述がありました。

・応募者は主催者に対して、応募作品の展示・出版・販売・応募作品を自由に使用する権利を許諾するものとします。
・応募者は主催者がCD−ROM・インターネット・その他いかなる媒体を使用して作品を販売する場合、その作品の複製および販売する事を許諾するものとします。
・応募作品は、主催者が本イベント審査の発表・広報・PRのために上映・放送・複製・印刷・展示する場合があります。なお応募作品については、主催者の広告・展示会・イベント・ショールームその他の施設で使用される場合があります。

貴社では11月13日(火)14時15分に、以下のようにサイトの記述を変更されました。

応募作品は、主催者が本イベント審査の発表・広報・PRのために上映・放送・複製・印刷・展示する場合があります。なお応募作品については、主催者の広告・展示会・イベント・ショールームその他の施設で使用される場合に、応募者の許諾をもって行います。

東山美樹氏によれば、書き換えの理由は「掲載ミス」であり「チェック・校正漏れが原因」であるとし、「WHAT'SNEWでお詫びという形で掲載しております」とのことでしたが、11月25日に至ってもその旨の掲載はありません。

2項目を削除、1項目を書き換え、ということについては、
「旧文面と新文面を示し、変更の理由を説明したほうがいいのではないか」というわたしの指摘にたいし、東山氏は「まったくもってその通りです。サイト上ではWHAT'SNEWでお詫びという形で掲載させていただいております」とのことでしたが、11月25日に至ってもその旨の掲載はありません。

そもそも応募規定を応募期間中の途中から変更するというのもおかしなことですし、さらにこっそり書き換えるだけでなんの説明もないというも非常識です。しかもその問題個所が、応募者にとってもっとも大事な著作権関連の項目ですから、募集する側である貴社の責任は重大です。

またお詫びというのでしたらWHAT'SNEWの中に埋め込まないで
サイトのトップに大きく掲載すべきではないでしょうか。
いますぐに対応することが主催社としての責任です。

いますぐにでもトップページに大きく掲載すべきだと思いますが、
この点どうお考えですか、お答え下さい。

2項目を削除したことにより、貴社は“自動的に応募作品を自由に使用する権利を得る仕組み”を、“このコンテストでは”あきらめたと解釈できます。しかし、いまだに不明な点がありますのでおたずねします。

「本イベント審査の発表・広報・PRのために上映・放送・複製・ 印刷・展示する場合があります」
というのは理解できますが、程度問題です。
もっと具体的に、内容、範囲を公開してください。

「主催者の広告・展示会・イベント・ショールームその他の施設で使用される場合」とはなんですか? どういうことを企画されているのですか。お答え下さい。それは、「本イベント審査の発表・広報・PRのため」とは無関係な、貴社のビジネスのことのようですが。

[2]応募者の権利
・応募作品の著作権は、応募者に帰属し、作品の二次使用権は当事務局にあります。 ([1]が守られている場合で[3]の利益を認めた上で有効となります)

貴社のいわれる、二次使用権の定義はどういうものですか。
どこまでの範囲を二次使用権というのですか。
また [3]の利益を認めた上で有効 とありますが
利益とはなんですか。だれのどんな利益ですか。
この項目、全体に意味が不明です。お答え下さい。

この企画にたいして有力企業や有名クリエイターが協賛、協力していますが、各社各氏に示した企画書の内容の中で、応募者の権利、主催社の権利についてはどういう記述がされていたのですか。つまり、いまはサイト上では削除された「当局の権利」も明記されていたのですか。お答え下さい。

映像・動画系の応募制限変更、作品応募期間延長等、応募規定が変更されました。これでは、応募者にたいする公平性が保たれないのではないですか。途中で条件が変わる、それもいつまた変わるかわからないのではコンテスト自体が成立しないのではないでしょうか。お答え下さい。

また、国際的なコンクールと称されていますが、英語版、韓国語版の応募要項がいまだ示されておらずしかも締切が間近です。国際的なコンクールというのは詐称と言われても仕方がないのではありませんか。それとも、別のかたちで公募活動をされているのですか。お答え下さい。

以上につきまして、早急にご回答をお願いします。なお、これは公開質問ですから、ご回答も公開されることをご承知おきください。

2001年11月26日午前10時
日刊デジタルクリエイターズ編集長
柴田忠男